光る河 公演情報 てがみ座「光る河」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    クオリティ高すぎ!
    今夜観てきたこの公演が、今年の観劇初めだった。
    作品・役者・美術。。。どれをとってもクオリティ高すぎ!
    これは抜群の出来でしょう。
    劇小劇場って狭い劇場にいることを忘れるほど空間の広がりを感じた。
    冒頭から飲み込まれて、一瞬も飽きなかった。
    こんな体験はひさしぶり。
    いやぁ、ビックリした。こういうもの創ってるとこがあるんだねー。
    何本もの糸が、一本の揺ぎ無い流れになっていく作家の手腕。
    それが全部タイトルに集約されていくのが本当によかった。

    ネタバレBOX

    いなくなった浮浪者が見えてくるようだった。
    作者がパンフレットに、演劇にこだわる理由みたいなものを書いてたけど
    それがこれかって思った。

    中盤以降の謎解きの過程が、夫のつぐないの旅になっているのがよかった。
    それによって、夫がいなくなった浮浪者の代弁者となっていく着地点。
    その遠回りな道のりが、最後の川べりのシーンにつながるんだろう。

    最後の川べりのシーンはいいねー。
    妻と夫の最後の会話部分、もう一回聴きに行きたい。
    ひとつの光景として、いつかまた思い出しそう。

    新人レポーターの眼差しで終わるのも印象的。
    これは、別な角度から見たら彼の成長物語かもしれないって思った。
    いなくなった人間がここにいたことを、彼が未来に伝えてくんだろう。

    新年一発目がこの舞台でよかった。

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    2010/01/10 01:36

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