実演鑑賞
満足度★★★★
コロナ禍の真っ最中、不振にあえぐ高知県の小さな宗田節製造工場にある事務所。そこに泥棒が忍びこむことから始まる、居場所だとか生き方だとかの物語。
美術が素晴らしい。トタンの壁、建築がそこにある感じ。物語のキーになる扉、妙にリアリティあって好き笑。
皆さまのご感想手厳しいなあ。わたしは「何も事件が起こらない日常」こそが好きなものでこれくらいのゆったりさは全く問題なく楽しく観られました。
幡多弁は分かりませんが何を言ってるかはだいたい分かります。
(この作品、幡多弁の地元・高知県土佐清水市でも上演したというのがすごい)
ご出演者さん皆さま芝居巧者。出色は蟷螂襲さん、さすがの一言。
シリアスな場面と力を抜いて観られる場面、双方のバランスが良かったです。