last gasp 公演情報 劇団てあとろ50’「last gasp」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    作演長田の集大成が結実!
     カーニバル早稲田の二番手に登場したてあとろ50‘が心に残る素敵な芝居を観せてくれた。崩壊した家庭の中の兄と妹の物語。重いテーマを達者な役者たちで彩り、心に直接響く重厚なドラマに仕上がった。

     役者では吉田悠紀子が兄を思うけなげな妹を好演した。彼女は声がとても素敵だ。脇ではケーキ屋の三人が印象に残った。特に石井由紀子と潟山綾子のコンビは最高だった。なにげない演技まで面白くてたまらなかった。

     山邊健介、三輪友実、吉武奈朋美が今回新境地を開いていて、これまた魅力的だった。

    ネタバレBOX

     開演前に客席の灯りをつけたまま、芝居がすでにスタートし、あるきっかけで音楽が入り、本格的にスタートする。スタートした瞬間からわくわくさせる見事な演出だ。そういったひと味違う演出が随所に仕組まれていた。

     松井健太が妹の友人役と父親役を一人二役で演じるのだが、しいて言えば、そこが少しわかりづらかったか。

     サノアヤコのフライヤーが今回も素敵だ。

    【楽日】

     楽日にもう一度公演を見た。兄役の相川春樹の鬼気迫る演技に感動。舞台全体がもう一段階上のレベルに到達していた。学生演劇としては最高水準だろう。

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    2009/12/11 01:32

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