実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/09/23 (金) 13:00
中心となる夫婦の設定が昨今の22時台または深夜枠のドラマにあるようなもので、原作小説が90年以上前ということにオドロキ。
当時としてはセンセーショナルだったのか実は当時から「ありがちなこと」だったのか?
そんな内容を「いかにもその頃」な台詞回し、衣裳・メイク、洋室がある日本家屋な印象の装置内で演じられるので、しばしば脳内にモノクロの映像がオーバーラップする。この「錯覚」が独特で面白かった。
なお、観た後にWikipediaのあらすじと青空文庫での原作拾い読みからかなり忠実に舞台化したと知ってもう一度ビックリ。
TOKYO PLAYERS COLLECTION の新境地と言えよう。この「夫婦の営み」シリーズ、こんな風に古風な作品のみを取り上げてゆくのか古今東西不問で「夫婦もの」を取り上げてゆくのか。今後にも期待。