観察者。役者が客席に対して意識をするということを、極力排除した演出で砂漠の監視隊の日常が描かれる。観客というより観察者になった感じ。長方形の舞台を前と後ろ両方から観る舞台も最初は向かい側の人が気になって仕方なかったが、私たちは観察者なんだ、と思ってしまうと、この異常な閉塞感の漂う空間を囲って観ている私たちも、何か異常なような気分になった。その感覚が面白かった。
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2009/12/05 23:09
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