動員挿話【公演終了!ありがとうございました】 公演情報 サラダボール「動員挿話【公演終了!ありがとうございました】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    それだけっ!
    という言葉には絶対の意味がある。
    そして、とにかく楽しい!女性は前列に座ることをお勧めします。おまけを頂くと尚嬉しい。前列は観客イジリならぬ観客遊びがあって、そのご褒美におまけが貰えます。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    主人に出征を促された馬丁の友吉は世間的立場と、友吉が主人について戦地に行くのを反対する妻の決意の固さの間で板挟みになって見事なまでに揺れる。見事なまでの優柔不断さとその時代の流れに翻弄されるさまが観ていて可笑しい。。

    一方で友吉の女房の数代の主張は自意識の塊だが、夫を愛するが故に命をかけても友吉をいかせまいとして、宇治や夫人の説得も数代はがんとして聞き入れず、「貴方が行くといったら、今ここで死んでみせるわ。」と友吉に詰め寄るシーンはお見事!

    そうして「おだてられちゃ駄目よ。調子にのっちゃ駄目よ。貴方はただの馬丁よ。旦那様のように陸軍少佐が出征なさるのと訳が違うの。こっちはお国の為に、なんて考えてても、肝心のお国が目をかけてくれなかったら何にもならないわ!」と、友吉を説得し、「愛する夫がどこか遠くの戦地に行ってしまうのを平気で見送れる女は女じゃない。毎晩毎晩、貴方が生きてるか死んでるかも解らず、夫を想い続けてだんだん、私は痩せて行くのよ。」

    しかし、友吉は主人との義理、世間の風当たりに悩み、同僚にも促され、ついに戦地へ行く決心をしてしまう。それを聞いた数代は失望のあまり自害してしまう。

    数代役のキャストがレトロな顔立ちでキュートでした。一心に貫く情熱は観ていて気持ちが良いほど。男性も女性もあんな風に誰かに自分を好きになって欲しいって願ってるよね。女中のよし役のキャストも魅力的で、今回は全員のキャストに魅力を感じた舞台だった。演出もお見事でした。コメディだけで突っ走るのか?と思いきや、後半はシリアスな展開をそのまま、ぶつけてきて全体的に沢山の要素の入った宝石箱のような舞台でした。

    6

    2009/11/24 16:05

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  • きゃる>
    >防衛関係の国家公務員を選ばない場合は、費用全額返却の規定を作るべき。で、無視して
    払わなくても、税金と同じように督促が本人に行って、滞納したら追徴金かさむようにして、いよいよ払わない場合は強制執行できるようにすべき。

    同感!そしてその義務は当然ですわね。ワタクシ達の血税は個人に利用されるべきものじゃあないですわ。なめんなよ!って言いたい。

    2009/11/28 10:40

    >法律を変えないと駄目ですわね。民間に就職したら、防衛大に居た時の諸費用と給料を返還するシステムにしないと、そんな輩が増える一方ですわ。

    そうそう、同感です。前から防衛大のことは矛盾してると思ってました。職業選択の自由ってこと
    なんでしょうけど、ここは特殊な大学なんだから、入学時にもっと縛りを付けて、卒業時に
    防衛関係の国家公務員を選ばない場合は、費用全額返却の規定を作るべき。で、無視して
    払わなくても、税金と同じように督促が本人に行って、滞納したら追徴金かさむようにして、
    いよいよ払わない場合は強制執行できるようにすべき。

    2009/11/28 08:06

    きゃる>
    >。「お国のため」というけど、軍司令部最高指揮官はいつも安全なところで命令出して、戦地の実情や市民の苦労を知らない。国会の政治もそうだけど。

    まったき同感ですね。本当に腹がたちます。
    自衛隊の話で今、思いだしたけれど、民間のパイロットの半分以上が防衛大卒業らしいです。
    なんだか、卑怯ですよね。防衛大で給料貰いながら、国の税金でパイロットの免許を取得して、卒業したら、さっさと民間のパイロットになって年間2000万も給料取ってる。自分たちがそれだけ税金の恵みを受けておきながら、国に奉仕しないで、のうのうと民間に就職するって、何なんでしょうか?恥を知れ!って言いたい。
    法律を変えないと駄目ですわね。民間に就職したら、防衛大に居た時の諸費用と給料を返還するシステムにしないと、そんな輩が増える一方ですわ。

    おしおきしてやりたい。 ~\( >o<)ノ⌒ ○| ̄|_ ...

    2009/11/27 01:19

    >みささま

    「自衛隊やめて」とは言ったそうですね。
    彼は災害救助とかそういう職務に就きたくて自衛隊入ったそうで、
    まあ、これが自衛隊職務のあいまいなところだけど、戦闘地域に派遣される
    とは思ってなかったのでしょう。あれは憲法9条からみれば異例なこと
    だったから。自衛隊にいる以上は服務規程に従うのは当然ですが。


    未来永劫、戦争はなくならないでしょうね。民族紛争や宗教が絡むと、特に。ただ、戦争は勝ち負けに関係なく国が疲弊しますし、為政者は、大きな被害をこうむるのがいつも一般市民だということを忘れてはいけないと思います。「お国のため」というけど、軍司令部最高指揮官はいつも安全なところで命令出して、戦地の実情や市民の苦労を知らない。国会の政治もそうだけど。

    2009/11/26 09:46

    東京裁判はものすっごく評価が良かったですね。ワタクシも観たかったのですが・・。
    客イジリというよりも一緒に遊ぶ感覚で、本当に楽しかったですよ。演出家が二人関わっていましたから、半分は笑いの要素満載で、半分は違った嗜好でした。

    はい。響きます。世の中の不条理に対して確信をついてるし。ただ、自衛隊の彼は行くべきと考えます。だって公務員でしょ。民間じゃあないのだから、国が決めたことに対しては行く義務がある。
    自衛隊は一般庶民ではないし、物凄く優遇されています。給料のほとんどは貯金ができるとか。
    衣食住、すべてワタクシ達の税金で賄っておりまする・・。
    ワタクシの考えでは、その彼女は彼氏に自衛隊を辞めろ。というべきですよ。
    自衛隊は強制で入るものじゃあないのだから・・。嫌なら辞めればいい。。

    戦争についての論議は賛否両論ありますね。国と国の政治って結局、自国の利益を第一に考えるから、ぶつかりますよね。戦争はなくならないと思います。話し合いでどうにもならないから戦争になるのであって、他国の要求にばかり従っていたら、国が滅びます。
    良く考えるとアメリカほど傲慢な国はないですよね。自国で核を抱えておきながら、「核廃絶」なんて堂々と唱える。

    結局、太古の昔から戦いはずっと続いてきたように、これからも小さな戦いから大きな戦いまで未来永劫続いていくものだと思っていますよ。
    今から、いものつるでも食べる練習しとこ。すいとんは好き。笑

    2009/11/26 01:34

    みささま

    これ、観たかったんですけど、日程的に無理だったんです。同様に観たかった作品は
    「東京裁判」でした。
    客イジリや笑いの要素がある芝居というのが意外でした。

    >「おだてられちゃ駄目よ。調子にのっちゃ駄目よ。貴方はただの馬丁よ。旦那様のように陸軍少佐が出征なさるのと訳が違うの。こっちはお国の為に、なんて考えてても、肝心のお国が目をかけてくれなかったら何にもならないわ!」と、友吉を説得し、「愛する夫がどこか遠くの戦地に行ってしまうのを平気で見送れる女は女じゃない。毎晩毎晩、貴方が生きてるか死んでるかも解らず、夫を想い続けてだんだん、私は痩せて行くのよ。」

    このセリフ、胸に響きますね。この間、彼氏が自衛隊にいて、自衛隊のイラク派遣に反対して署名活動した若い女性がいましたよね。彼女のインタビューを思い出してしまいました。これと同様のことを言ってましたから。彼氏には「やめてくれ」と言われたし、嫌がらせメールも凄かったとか。「国の大義」の前に、庶民のつぶやきって消されちゃうでしょ。その中で意見を発するってすごく勇気のいることですよね。ましてや、戦時中は言論統制があったし。先の太平洋戦争でも、女性全員がこれ言ったら、どうなってたろうと思うんですよ。イラクでの人質問題があったとき、小泉首相が批判したことも関係したのか、人質ご家族への嫌がらせが凄かったとか。小泉氏の第2次訪朝でも拉致家族へ「お上の感謝の気持ちが足りない」という抗議メールが凄かったとか。そういうのやってるのって若い人たちなのでね、すごく心配なんですよ。政治家でも「戦争も時によっては必要」とかイケイケドンドンみたいな右傾化したこと言ってるのは、1954年以降生まれの人が多いんですよ。自分もそうだけど、平和教育を小学校のときからされてた世代なのに、戦争の怖さを知らないからなのか。みゆき族とか太陽族とか言われてた世代の政治家が「日本も戦争やるぐらいでないと」とか発言すると腹が立つ。あんたらが青春を謳歌できたのは戦争が終わったからでしょうって。いまも戦争が続いてたら、あんたら、この世にはいないでしょうって言いたいのね。そんなこと言うなら、太陽族で遊んでないで、海外の戦地での遺骨収集にでも行けばよかったんじゃないかって思う。

    2009/11/25 20:54

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