ジェネラルテープレコーダー 公演情報 あひるなんちゃら「ジェネラルテープレコーダー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    B面のみ
    「劇」小劇場へは数えるほどしか来たことがないが、ずいぶん奥行きがない舞台だと初めて気づいた。学校の教室の教壇をちょっと広くした感じ。セットも上手に机があって、あとは椅子が三つほど。演劇よりも演芸向きな感じの舞台で、あひるなんちゃらの芝居もトリオによるコントの趣がある。
    設定は、人里離れた山小屋かどこかで、3人組が魔法のテープレコーダー作戦だったか計画だったかの犯行準備をしているというもの。具体的に何をやっているかといえば、カセットのテープを引っ張り出して、「テープ伸ばし」と称する意味不明の作業にいそしんでいる。そしてまったく作業に集中せずに勝手なことばかりやっている一人(高橋優子)と、それを咎めるかに見えて実は同調しなおかつ悪乗りしてしまう一人(北村耕治)と、3人の中では比較的まじめで主に注意というかツッコミを担当する一人(異犠田夏葉)が、ナンセンス調のコミカルなやりとりを繰りひろげる。
    劇場でもらったプログラムによると、この作品はテアトルプラトーというネットの演劇番組で配信されるそうなので、興味のある方はそちらをどうぞ。

    ネタバレBOX

    てっきり3人芝居だと思っていたら、終盤でA面の出演者である黒岩三佳が峰不二子ふうの役で登場した。山小屋で外の気配に怯えていた3人のように、私には黒岩の登場がA面からやってきた幽霊ないし妖怪に思えた。たぶんA面を見なかった後ろめたさがそうさせたのだろう、どうしてこちらへ来なかったのだと咎められているような気がしたのだ。素直にA面を見ておけばよかった。

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    2009/11/23 21:46

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