満足度★★★★★
墨絵のような美しさシンプルな装置の中で、静かに浮かび上げる運命の哀しさ、そして一瞬の光。すべてを読んでいるわけではないのだが、宮本輝の小説の中では、原作となる『錦繍』が一番好きだ。好きな小説なだけに、期待と興味で上演を観た。とても素晴らしい舞台だった。言葉にならない「何か」をすくい上げていたのが、原作の小説だった。そして、そのすくい上げたものをさらに、舞台にして見せてくれていたのだ。
ネタバレBOX
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2009/11/13 05:18
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