満足度★★★★
胸糞の悪さが当劇団、初見。登場人物全員がどこか心を病んでおり、誰一人として常識的な振る舞いの出来る者はいない。そのような登場人物のなかで、航空機により騒音問題、臓器移植問題、自殺願望等々、日常とも、非日常とも、とれない課題の中で物語が進行する。一言でいえば、なんとも胸糞の悪い芝居であるが、徹底して、そのことを追及しており、それがこの劇団の持ち味なのであろう。終演後のまばらな拍手がそのことを強烈に印象付けていた。騒音問題、臓器移植問題、自殺願望等々、見る者の視点により、強調される点は異なるであろう点も面白みの一つである。
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2009/11/12 23:47
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