てのひらに滲んだら 公演情報 年年有魚「てのひらに滲んだら」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    切り取られた日常のひとコマ
    淡々と流れる日々の中での小さな渦たちを、丁寧に表現した作品には仕上がっていた。舞台装置も店長のコダワリ方が伝わるみたいに、しっかりとスキ無く作られており好印象を持ちました。ただ、日常にこだわり過ぎて、芝居としての喜怒哀楽、終劇までのカタルシスの度合い(感情の振幅)が小さく感じられました。一言でいうなら、小品過ぎですよ。もったいないと思いました。

    ネタバレBOX

    台詞の積み重ね。
    新人が入った事による、観客を含めた人物紹介。見事!上手です。
    暗転するときのポイント残した、残照表現は心情よく表せてました。
    で、看板の話。「明日の天気まで書くのはやめたら」と誰かに言わせて。
    効率重視の返答で、意見押し通す場面あったほうが良いと思った。
    オチの感情爆発の上手な伏線になるし。
    店長が施術と言うのに、普段からマッサージと言い、使っている心情のズレは、気が付く観客にニヤリとさせず。誰かに指摘させた方が
    良かったかな(やめる発言までのイライラの積み重ねでるし)。
    店長のコダワリの深さ知り、店長も現実との妥協点見つけ。
    少し変わってゆく日々を、最後はオーナー交えた朝のミーティングで
    観客に示し、終劇にした方が良かった気がします。
    店長の行動に刺激受けて、日頃好きだった刺激物やファーストフードを
    やめる台詞が一つ入るだけでも、変わってきたと思います。
    尻切れトンボな感じが、否めない終わり方だったので。
    星ひとつマイナスです。
    でもキャラクターは、ものすごく良かった。
    皆さん上手いです。
    らしいなーわかるなーという感じが良く伝わりました。です

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    2009/11/10 07:18

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