軍鶏307 公演情報 劇団桟敷童子「軍鶏307」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ほぼ完璧な重量級感動作
    戦争が人々の心に遺した深い傷を生々しいまでにえぐり出してまざまざと見せつけるというハードな作品ながら、ほど良く笑える部分を絶妙のバランス・タイミングで配して緩和するというテクニックもあって、グイグイとひきつけられる。

    ネタバレBOX

    さらに「人間、堕ちるのは早い」という院長の台詞とか、「若者を再び戦争に征かせる(=死なせる)ために治療をしていた」元従軍看護婦・桜のもう二度とそんなことはしたくない(させない)という気持ちなども胸に沁みて、何度涙を流したことか。

    また、ガランとした倉庫の内装も見えるオープニングシーンの後に能嶋病院のリアルなセットが出現し、さらに終盤では倉庫の広さを活かして港の光景を出現させる舞台装置も見事。

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    2007/05/27 11:12

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