期待度♪♪♪♪♪
前々回の公演「虚数」が実在しない書籍に対する架空の書評集という形式をとったスタニスワフ・レムの「完全な真空」をベースにしたものだったが、今回の「まったく新しい!!宇宙創造説」もその「完全な真空」の中の一編がベースになっているらしい。まぁもともとが難しい本なのだが、スタニスワフ・レムはあの難解なSF映画「惑星ソラリス」の原作者だといえば、なるほどと思われるだろう。因みにソ連制作のオリジナル版では未来のモスクワの場面として赤坂見附の夜景が使われていたが、それを観た当初は将来ソ連は日本を占領するという暗喩かと思ったものだった(笑)。
ともあれG.comの公演である以上はレベルの高い舞台が期待できる。