実演鑑賞
満足度★★★★
仕事がズレ込み諦めかけたが、会場アクセスを再度調べたら間に合うと判り(恵比寿は下北沢よりうんと近かった)、久々の日穏観劇と相成った。
初めての劇場は、急いだせいか入口から地下へ潜る案内が見えず「シアターアルファ」のロゴ看板に誘導され二階へ、更にのびる階段と看板に誘われ三階へ昇ろうとしてさすがにお化け屋敷ではあるまいしと、無人の劇場で途方に暮れかけた所、ちょうど現れた裏方さんに聞いて地階と知れた。
内部は、浅草九劇型の横広、緩やかな客席(浅草より奥行きはありそな印象)。しかし随分と華があるのは、恵比寿という街のせいか、ビル自体の作りのせいか、はたまた客層の若さか、業界人ないし演劇人(それも劇団ちゅうより事務所とか)っぽい人の混じり具合か。あるいは既に見えている作り込み型の舞台装置のためか。
座席はしっかりと中々座り心地良い。
「初日?」と思うほどに活気があり(7分押しした事もあり)、腑に落ち兼ねたが、そう言えばキャストに名のあった柴田理恵はワハハのだったか、と当たりを付け、開幕に間に合わせた。(実際は2日目3rdステージであった。)
芝居の出だしは難しいものなのだろう。鳥の巣作りも最初はよく判らなかったりするのが段々形になって行く。今回の芝居も隙間やら突っ込み所が散見されるオープニングで正直先行きが不安だったが、ある時点で突如テーマらしきものが浮上する。ピースが少しずつ埋まり、絵になって行く。以前二度ばかり強い印象を残し久々の目見え剣持氏、TOKYOハンバーグでよく目にした小林氏、張ち切れ中島氏、ほか力強い役者陣(遠目にも行為やキャラが滲み出る)が芝居を息づかせていた。
今少し寝かせると全く別の感想が顔を出しそうでもある。(後日追記、としておく・・まだ書くんかい。)