公演情報
「月虹の宿 (げっこうのやど)2022 東京公演」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/08/14 (日) 14:00
お気に入り劇団の一つだが、本作でも、とてもいい芝居を見せてもらった。(5分押し)117分。
ロビーからの月が美しく見える、過疎化で寂れた温泉宿の「月の屋」。末っ子の長男と、助産師である長女が何とかやっているところに、アメリカに行った次女が娘を連れて帰ってくるが…、の物語。話に無駄がなく、伏線をしっかり回収した上でいい話にするというところが気に入っているのだが、本作もその展開。家族の話を扱うことが多い岩瀬が本作でも家族の話を扱っているが、そこに「生」の問題を関わらせたあたりはやや新しい。終盤の柴田理恵の演技はさすがと言うしかない。
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。〈2022 東京公演〉
脚本・演出・舞台美術、勿論 演技も素晴らしい!
命とどう向き合うかといった重いテーマ、その捉え方、考え方の選択と決断を描いた重厚な物語。多様な観せ方は、地域活性化や性癖といった別の観点からも描き、裾野の広さとテーマの深さ といった両面を見事に成立させた秀作。しかし劇風は重苦しいだけではなく、笑いの場面も挿入し、それが人の優しさ温かさを感じさせるといった上手さ。
物語は、前半の 寂れた温泉街に立つ老舗旅館「月の荘」に関わる人々の話、後半は 次女の真希が海外から帰国した理由と家族(姉 妹 弟)の話、といった二幕で展開していく。自然な流れ、細やかな変化や季節の移ろいを丁寧に演出する。ゆったりとした日常の光景、柔らかい雰囲気の中で緊張と味わい深い会話が繰り広げられる。余韻と印象付けが実に見事だ。笑って泣けて心が温かくなる日穏-bion-の世界…病み付きになる(コロナではない)。
2021年にコロナで中止になったリベンジ公演。当日パンフに主宰・脚本の岩瀬顕子さんが「日々流れるコロナ関連のニュースに正直心が折れそうですが・・・」と記しており、うかがい知れないほどの辛苦があったと思う。それでも一年間大切に温めてきた作品、上演してくれたことを嬉しく思う。
(上演時間1時間55分 途中休憩なし)22.8.13追記
実演鑑賞
満足度★★★★★
夜空を照らす月の下にはたくさんの美しい物語がある、そんな気持ちにさせてくれる素晴らしい舞台でした。どんな命も尊さは同じ、誰もがかけがえのない命を生きている、コロナ禍だからこそそのメッセージが心に響く素晴らしい舞台です。ラストシーンは誰もが月光を浴びて輝く美しい虹を瞼に焼き付けると思います。進化した日隠を見てください!
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白かったです。本当に良くできてるという感じ。難しいテーマだったのに、すんなり入り込めたのは、役者の皆さんの力量かと。とにかく、誰も間違ってなくてでも考えさせられて、とても意義のある時間を過ごせました。丁寧なセットとお芝居。笑いあり、涙あり、申し分ないですね。
ほんとよかったです。次回も気になる団体さんになりました
実演鑑賞
満足度★★★★
仕事がズレ込み諦めかけたが、会場アクセスを再度調べたら間に合うと判り(恵比寿は下北沢よりうんと近かった)、久々の日穏観劇と相成った。
初めての劇場は、急いだせいか入口から地下へ潜る案内が見えず「シアターアルファ」のロゴ看板に誘導され二階へ、更にのびる階段と看板に誘われ三階へ昇ろうとしてさすがにお化け屋敷ではあるまいしと、無人の劇場で途方に暮れかけた所、ちょうど現れた裏方さんに聞いて地階と知れた。
内部は、浅草九劇型の横広、緩やかな客席(浅草より奥行きはありそな印象)。しかし随分と華があるのは、恵比寿という街のせいか、ビル自体の作りのせいか、はたまた客層の若さか、業界人ないし演劇人(それも劇団ちゅうより事務所とか)っぽい人の混じり具合か。あるいは既に見えている作り込み型の舞台装置のためか。
座席はしっかりと中々座り心地良い。
「初日?」と思うほどに活気があり(7分押しした事もあり)、腑に落ち兼ねたが、そう言えばキャストに名のあった柴田理恵はワハハのだったか、と当たりを付け、開幕に間に合わせた。(実際は2日目3rdステージであった。)
芝居の出だしは難しいものなのだろう。鳥の巣作りも最初はよく判らなかったりするのが段々形になって行く。今回の芝居も隙間やら突っ込み所が散見されるオープニングで正直先行きが不安だったが、ある時点で突如テーマらしきものが浮上する。ピースが少しずつ埋まり、絵になって行く。以前二度ばかり強い印象を残し久々の目見え剣持氏、TOKYOハンバーグでよく目にした小林氏、張ち切れ中島氏、ほか力強い役者陣(遠目にも行為やキャラが滲み出る)が芝居を息づかせていた。
今少し寝かせると全く別の感想が顔を出しそうでもある。(後日追記、としておく・・まだ書くんかい。)