満足度★★★★
両キャストをマチソワで
ヴァーチャル空間で高校生活を送るオンラインゲームのデバッグのためのプレイヤーの1人に選ばれた主人公が、10年前の「あること」について伝えたいと思っている従兄も参加していると知り、一方、そのゲーム内では固有アイテムの盗難事件も起こっており…という物語。
再演ものだけに出来が特に良く、ゲーム関連ネタ満載な上にダンスやアクション、サスペンスやほのかなロマンスなどもバランス良く配合して鮮やか。
ちなみにゲーム内にキャラクターとして入った主人公を描くというプロットは X-QUEST の『R.P.G. 私を土星に連れてって』と共通ながら、当然の如くオモムキを異にする。
また、ゲームキャラとして演じられている登場人物たちについて、それを操っているプレイヤー本人の素性が明かされた後に、その「本人」が垣間見えたりするのも巧いところ。
さらに、DDRによるダンスバトルのシーンで「ライオン」を使い、2人のプレイヤーがそれぞれMay'nと中島愛…もとい、シェリル・ノームとランカ・リーのパートを担当して踊るとか、「お前の罪を数えろ」(フラワーではガンダムネタ)とか、細かいネタにも感心。(爆)