実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/07/15 (金) 19:00
月蝕歌劇団の高取英が書いた戯曲を森永理科が演出しての上演だが、月蝕版は観てない。面白い!(3分押し)100分。
冒頭、いきなりの虐殺シーンでビックリするが、有名な津山事件の犯人・トイムツオの生涯と、彼が誘因だと語った阿部定の生涯、そしてムツオが書いてた小説の登場人物達の物語が交錯する展開は、高取らしい作りと言える。月蝕版を観ていないのでハッキリとは言えないが、森永の演出はより現代的で、ハードロックをBGMに使うなどのことも含めて、世界観をより広げる方向にいっている気がした。ある意味で、すごくオシャレな芝居になっていると思う。
お目当ての大島朋恵は阿部定の少女期と乱堂博士を演じ、年齢不詳な感じが非常に良かった。他に柴泰花のヴィジュアルが気になってしまった。