実演鑑賞
満足度★★★★
綺麗な女性ではあるけれど、決して要領が良いとは言えない「私」
そんな「私」多田唯似、現在22歳の人生をダイジェストで観てきたかの様で中々に濃ゆく見応えある内容。
(表層しか見えていなければ)自分が彼女と接点があったとしても「全然恵まれている方だと思うし、そこまで悩まなくても良いんじゃない。もっと大変な人は大勢いるし」とか言ってる自分の姿が容易に想像できたりして思わず寒くなってくる。
ちゃんと励ましているつもりで
う~ん、やめてくれ寒いから。
そもそも冒頭の「綺麗な女性ではあるけれど」のくだりからなんかもういただけない。
じゃあ、今回のこの様なカタチで「私、のはなし」を聞いたうえで、彼女にどんな声掛けが出来るのか、その言葉が簡単に出てこない。
更には観終わった今、戸惑っている。
それは理解できないからではなく、逆に何を観て何を感じたかをハッキリ自覚したうえで戸惑ってしまっている。
こんな気持ちにさせてしまうのが狙い通りなのだとしたら、恐るべし…な旗揚げ公演