私、のはなし 公演情報 まばゆいみちで「私、のはなし」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    綺麗な女性ではあるけれど、決して要領が良いとは言えない「私」
    そんな「私」多田唯似、現在22歳の人生をダイジェストで観てきたかの様で中々に濃ゆく見応えある内容。
    (表層しか見えていなければ)自分が彼女と接点があったとしても「全然恵まれている方だと思うし、そこまで悩まなくても良いんじゃない。もっと大変な人は大勢いるし」とか言ってる自分の姿が容易に想像できたりして思わず寒くなってくる。
    ちゃんと励ましているつもりで
    う~ん、やめてくれ寒いから。
    そもそも冒頭の「綺麗な女性ではあるけれど」のくだりからなんかもういただけない。

    じゃあ、今回のこの様なカタチで「私、のはなし」を聞いたうえで、彼女にどんな声掛けが出来るのか、その言葉が簡単に出てこない。
    更には観終わった今、戸惑っている。
    それは理解できないからではなく、逆に何を観て何を感じたかをハッキリ自覚したうえで戸惑ってしまっている。
    こんな気持ちにさせてしまうのが狙い通りなのだとしたら、恐るべし…な旗揚げ公演

    ネタバレBOX

    兄との事は表に出る事もなく、かといって簡単に忘れられるはずもなく・・・

    葬式シーンでは、まず遺影が目に入って、てっきり友人の輪湖奏くんが亡くなったのだと最初思ってしまった(これは一人何役なので仕方ないのか)
    しかし何故先生が死ななければならなかったのか、いまひとつ良く分からない(あえてだろうけれど)

    それ以外にもパパ活とか、結構ハードな出来事が何気に通り過ぎて行くのは、ある意味“リアル”ではあるけれど、どこか未消化な感覚が、
    この未消化さが「私」の気持ちとリンクするものなのか

    荒削りなようで繊細、何とも変わった感覚。
    楽しそうに笑っている一面も見たかった。
    今後の活動が、かなり楽しみ、期待の伸びしろ★4で

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    2022/07/14 01:56

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