満足度★★★★
心を刺すファンタジー
いきなり、ディズニーランドのパビリオンに迷い込んだような雰囲気。
落ち葉を踏締め、客席に座って、新たな早船ワールドの展開を心待ちしました。
でも、遅れて来たお客さんはどうなるのかと、ちょっと余計な心配が。
始まってみたら、すっかり森の住人になった気分で、舞台に集中できましたが、時折、スタッフが装置移動に姿を現すのは、雰囲気を壊した気がします。
それに、こういう舞台では、あまりリアルな装置や小道具は不向きかもしれません。
いつもはあまり説明台詞のない、早船戯曲。今回は、逆に、心情を本人に語らせる台詞が多かったけれど、それはそれで、心に沁みました。
最後の、銀平さんの台詞に、思わず涙がこぼれました。