雨の一瞬前(再演) 公演情報 ユニークポイント「雨の一瞬前(再演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    秋葉演出と通ずるような
    昭和20年の東京、姉妹だけが残されて休業中の旅館に仲間を集団脱走させた上に雇い主を殺した朝鮮人2人が転げこみ…という状況から始まる静的な85分間、余分な説明を排し凝縮された感覚は SPIRAL MOON の秋葉演出と通ずるような。
    舞台で演じられた出来事のみならず、そうなるに至った背景=日本の過ち…というよりも過去の歴史上の侵略者たちの横暴、身勝手さ全般について考えさせられる。
    井上ひさしの『きらめく星座』や『闇に咲く花』とはまた違った形で「忘れてはいけない、風化させてはいけないもの」を語り継いで行く作品だけに折ある毎に演を重ねて欲しい。ただ、本作は前述の通り説明的な部分をかなりそぎ落としているだけに、受け取る側(特に若い世代)がそこまで読み取れるかどうかという問題はあるかも?

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    2009/09/11 01:48

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