トラベリング・オン・ザ・シャーレ 公演情報 カムヰヤッセン「トラベリング・オン・ザ・シャーレ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    タイムトラベルとは
    過去に行き、あるウイルスのワクチン開発過程を調べる話となっており、タイムトラベルが関係してくる物語でした。

    ネタバレBOX

    物語が進んでくると、開発過程の話というより、過去での医者と患者の人間関係を築く物語にシフトしてたと感じました。
    大坪(甘粕阿紗子)が生きた証の物語でもあるとも言えるかな。

    まあ、人間関係の物語にシフトしてきたと感じても、それ程築く過程の話が描かれるわけではなく、また、大坪がウイルスに感染するのに自分自身で気付かず(これは気付いたが気付かれぬ振りの方がよかったかも)、後、ワクチン開発過程の話もワクチン開発者が実は大坪だったの一言(1場面)で済まされたりしてましたが、面白かったです。

    で、個人的にタイムトラベルものでどう扱うか楽しみなタイムパラドックスですが、過去に信じられていたウイルスの症状(感染したら助からないなど)と故事不干渉(過去であったことはあったこととして変えてはいけない、もしくは変えそうになってはいけないでいいのかな?)で、それを起こしてしまった場合は強制離脱で、関係した人々の記憶を消すとのことで、矛盾をなくす工夫をしてました。
    まあ、若干無理な部分はありましたが、手法はよかったと思います。

    バナナ学園の野田さんも、普通の男役(笑)を演じてました。珍しかったし新鮮でした(笑)。似合ってましたね。
    ただ個人的には、過去側の医師・藤沢(今城文恵)が、冷徹・落ち着いた医師役でありながら、ときたま見せる冷徹な素顔(どんな素顔だww)と役にマッチした声、非常によかったです。

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    2009/09/10 00:07

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