残火 公演情報 廃墟文藝部「残火」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/05/22 (日) 15:00

    初の廃墟文藝部鑑賞。
    斜田戯曲のファンとしてここは見逃せなかった。
    圧倒的に飲み込んでくるのを期待してしまったので評価は★4つ。
    それでも戯曲、スタッフ、演者ともにハイレベルで見ごたえは十分。

    ネタバレBOX

    平成という時代をたどり、そして架空の令和という現実へ。天変地異や戦争、政治や人殺しのニュース、スポーツ選手たちの栄光などが、走馬灯のように走っていく。そして、これでもかという想像以上の悲劇を見せたかと思いきや、最後にふっとそれが一瞬の予知夢のようなものだとわかる。
     
    白昼、カメラのフラッシュの中で予知夢を見た彼は思うのだろう。「こんな悲しいことが起こるのは、彼女ではなく自分自身であってほしい。いや、自分の知らない誰かであってほしい」と。
     
    しかし、それすらも考えられらないほどに、覚えていられないほどに彼は幼いのだ。幼いころに抱いた、そこはかとない恐怖は忘れてしまうのだという作家からの暗示かもしれない。
     
    「なにかのはじまりはなにかの終わり」そして、その逆も然り。
    この公演は終わり、新しい何かがはじまるのは廃墟文藝部という劇団だけなのか、それとも観劇した人々たちもまた新しい何かが始まるのか。と、そんなことを考える芝居でした。
     
    それにしても、よく踏み切ったな、と思える作品だ。

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    2022/05/23 13:54

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