実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/05/12 (木) 14:00
【食物園】
究極の自給自足を目指す(?)主人公に「衣人館」の主人公に通ずるものを感じる。
一見裏表に見えるが同じルーツを持ちつつ別の発達過程を経た二人、みたいな。そしてこの主人公も「最後に幸せを掴んだ」と受け取れる。
また、両編を繋ぐ人物の設定・使い方が巧いんだなぁ。
あと、終盤の「窓」関連の照明効果の工夫も見事。劇場ではなくギャラリーでこういう表現をするとは……。(いや、ギャラリーだからこその照明効果と言えるか)
なお、二編通して観て感じたのは以前の眼科画廊での「山猫/辺獄の葡萄」が「土着的怪異譚」だったのに対し今回は「アーバンホラー」なオモムキということ。次のギャラリー公演はどう来るのかな?