花とアスファルト 公演情報 青☆組「花とアスファルト」の観てきた!クチコミとコメント

  • 花もアスファルトも
    いとおしい
    私はそう感じます。
    チラシから想像される、繊細で優しげな雰囲気を纏いつつ、日常に潜むきしみや毒が時折あらわれる、なかなか好みの舞台でした。
    音楽や効果音は極力排されており無音の場面も多く、いい意味でけっこうな緊張感を強いられました。

    ネタバレBOX

    「くま」をどう捉えるか、どう描くかで印象が変わると思いますが、作家もそれはだいぶ意識したようで、毎回PPTの対談相手に「あなたならどういう姿にするか?」と質問していたそうです。ちなみに私が観た回では『DULL-COLORED POP』の谷賢一さんが登場しましたが「裸にするかもしれない」と話され、これには小夏さんも驚いておりました。
    小夏さん曰く「メタファーととらえる人と、ファンタジーととらえる人が半々くらいだとうれしい」という旨の発言をしていたと記憶しますが、ある種の曖昧さは作品の弱みになるかもしれませんが、そうした曖昧な部分を頭の中で補完できるところが演劇の魅力とも思います。
    と書きながら『ホテル・ニューハンプシャー』が無性に観たくなりました。

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    2009/08/07 13:56

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