満足度★★★★★
そのテイスト、口に苦しチラシに書いてあったこの言葉は本当でした。客席は見た目40〜50代の観劇のベテランといった感じの人が多かったのも印象的。確かに、勧善懲悪が通用する程、人間もその集合としての家庭や社会(会社)も単純じゃないですよね。善悪は相対化しちゃってるし、勝った側にも負けた側にも、明日という日常が等しくやって来て、人生はまだまだ続いて行くし、この作品のような不幸に自分が巻き込まれないようにただただ祈るばかり。この公演が伝説の旗揚げ公演となるよう、次以降の頑張りにも期待しています。
ネタバレBOX
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2009/08/07 00:28
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2009/08/15 00:21
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数学者の奥さんのコメントは拝見していたのですが、観劇日と座席番号に気づき、ビックリ。
実は私も6日に観劇し、席がC列2番だったのです。ということは、私の真後ろにお座りになっていたのが……。いやー、そういうこともあるのですね。
>客席は見た目40〜50代の観劇のベテランといった感じの人が多かったのも印象的。
本当にそうでしたね。あれれ、自分もその中に入れてるみたいで変ですが。でも、私、この「劇」小劇場が大のお気に入りの劇場なんです。ここでやる芝居は外れたことがありません。下北では本多劇場とこことスズナリが、やっぱり芝居の「格」とともに、観客の年齢層も高いな、って感じています。OFFOFFはじめ他の劇場も何度も行っていますが、こちらは私にとっては当たり外れがありますね。
>勧善懲悪が通用する程、人間もその集合としての家庭や社会(会社)も単純じゃないですよね。
これまた本当ですよね。
>勝った側にも負けた側にも、明日という日常が等しくやって来て、人生はまだまだ続いて行くし、この作品のような不幸に自分が巻き込まれないようにただただ祈るばかり。
いやー、お見事な表現です。私もくすくす笑ってしまいました。私も巻き込まれたくないですから、はい。
また、きっと同じ日に近くの席で観ていることもあるのでしょうね。
今後も数学者の奥さんの「観てきた」コメント、楽しく読ませていただきます。