実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/04/29 (金)
価格4,200円
29日16時開演の千穐楽の舞台を拝見。
うっかり前評判を目にしてしまったため、不評コメントの指摘を意識して、筋立ての"理解"を優先しながらの観劇。
おかげで、次女が仕組んだ"悪戯"の意図も、伏線の回収も把握は出来たが、終演後の客席では"何でそうしたの?・そうなるの?"の声もチラホラ。
"悪戯"の意図に理解が届かない・納得がいかなかったり、グラスに仕込んであったのだろう薬物のトリックも放置されたままで消化不良な観客が少なからずいただろうことは想像にしくはない。
やはり、四女役・小川夏鈴さん演じる"語り手"に筋立ての説明をもっと詳細にさせる"親切設計"の脚本になされた方が賢明かなぁと。
演じ手は皆さん総じて達者で、安心して観ていられた。
とりわけ、前述の四女役・小川夏鈴さん
そして(最初は別人に映った)次女役の小角まやさんが
大層、印象深かった。
【追記】
江益凛さん演じる田中家の三女・モモが、実は5人姉妹の亡くなった”はず”の父親の…ってエピソード、そもそも、にい奈はどうやって知ったのか?に一言も触れていないので、最後にいきなり「実わぁ~」とやっても、ピンと来ない観客も多かったんじゃないのかなぁ?