満足度★★★
名家の名残り。まず、星のホールの広さを大胆に使った美術に驚く。シンプルながら、広い屋敷を想像させる造りになっている。カズオ・イシグロ『日の名残り』を参考文献に挙げていたが、執事スティーブンスを思い起こさせるような5人の面々だった。名家の名残りが確かにそこにあった。不条理劇としては面白かったが、条理に落とし込む手続きが、少しばかり手間取っていたように感ぜられた。テキストに細心の注意を払う作者だけに、違和が残った。
ネタバレBOX
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2009/08/03 21:07
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