実演鑑賞
満足度★★★
滅茶苦茶評判が悪い為、身構えたが果たして・・・?
正直、普通に面白かった。
両親が死に、母の妹である叔母(ザンヨウコさん)に育てられた五姉妹の物語。華のある女優ばかりで艶やかな舞台。
長女役は都倉有加さん、バリバリ働くキャリアウーマンのシングル・マザー。
二女役の小角(こかど)まやさんは盗癖のある今作のキーパーソン。
芸能界にスカウトされて東京へ行く三女役佐藤睦さんは川口春奈っぽいクールな美人。
語り手であり、そのマネージャーとして一緒に東京へ行く四女役は小川夏鈴さん、宮地真央似。
五女役の橘花梨さんは出る度に印象に残る女優で、今回も一番残像が焼き付く。自分に自信がないネガティヴな末っ子役を好演。
長女の娘役、成瀬志帆さんは吉高由里子似の目立つ美人。(一之瀬花音さんと混同していた)。
五女以外家を出ていたが叔母が晩婚する連絡を受け、久方振りに帰郷。
相手側の娘達も挨拶に来る。
三女役江益凛さんの細かい動作や表情に味がある。
女子高生の二女の娘役鄭玲美(チョン・レミ)さんもかなりの手練。
二女役加茂井彩音さんはちょこちょこ観客を大いに笑わせる場面が。
遅れてやって来る橋爪未萠里(いゆり)さん演じる長女の登場からミステリーは幕開く。
ウディ・アレン調の和やかなコン・ゲームを思わせる展開、この事件の真の目論見とは果たして何なのか?