実演鑑賞
満足度★★★★★
どの回もその日、その場限りの一本勝負。
1作目・死刑囚女性と面会者(劇作家)の駆け引きの様な会話劇。
2作目・教師達のバックグラウンドの様な会話劇。
どちらもリアルタイプな会話劇
嗜好としては演技の闇鍋パーティーみたいな感じ?と想像していましたが
個々に持ち寄った演技プランがしっかり調和していたのでストレスが無いどころか、タイミング、細かい所とか台詞以外の所までなんか巧いなぁ~と
(もし多少アンバランスな部分があっても、それはそれで面白がれたかもしれない)
「稽古初日」を“見学させる”のではなく“エンターテインメントとして観せる”ということ
完成形でなくとも、こんなに楽しめることにビックリ。
演劇のうたかた感をより近しく、リアルに感じる事ができるのが何より良かった。
通常の公演よりずっと小回りが利きそうなこの創作スタイル。
なんと合同練習がゼロ日!
独自に大変な部分はあるでしょうが、コロナ禍の救世主のような企画が誕生したのではないかという期待感。
かなり良い事尽くめなのでスタンダード化はアリ寄りのアリだと思います。