73&88【満員御礼!】 公演情報 カニクラ「73&88【満員御礼!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • しなやかに浮かび上がる不自由さ
    4人の役者達、
    それぞれにひとつの仮定に入り込む軽さがすごくよくて・・・。

    舞台上のコミュニケーションのスムーズさから浮かんでくる
    「不器用さ」に心を捉えられました。

    ネタバレBOX

    役者の観客に対する素の挨拶から、
    シームレスに仮定の世界に入り込んでいく感じに
    無抵抗で引き込まれてしまいました。

    女性同士のテレパシーでの会話、
    最初の困惑からやがてスムーズに心が広げられていく様が
    すごくヴィヴィド。

    また、男性どうしのやわらかな拒絶と依存が同居するような部分も
    なにかすごくわかる・・・。

    だからこそ、夫婦と姉弟が
    電話で、あるいは直接話すシーンでの
    そこはかとない不器用さや不自由さが
    すごく自然に伝わってくるのです。

    toiを観たときにも感じたのですが、
    柴氏がリアリティにちょっと加えた補助線のような設定や仮定には、
    現実をさらにクリアに見せる魔法のような力があって。

    具現化する役者たちの芝居にもけれんや澱みがなく
    観る方も肩の力がすっと抜けた状態で観ていたはずなのに
    素舞台に醸成された密度や質感が
    たっぷり心に残っていたことでした。



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    2009/07/17 18:12

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