実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/04/02 (土)
価格3,800円
宝塚歌劇と同じく、芝居とレヴューの二部構成。
毎年たのしみにしている舞台。
この人たちの演っていることは、一般的な舞台とは全く違う。だから、ここでしか体感できない。
よくありがちなテーマや主張、って言うか作品自体をブン投げて、個々の俳優の限界を晒してる感じ。
料理でいうと、かなりスパイスが効いてるんだけど、素材の味がちゃんと判るみたいな。
普通は、東出みたいなのが紛れ込んで味を悪くしちまうもんだけども…。
よくも、このメンバーを集めたものだと感心してます。
すんごいシュールで歳甲斐のないことを演ってんだけど、新国や帝劇あたりの「キザ」な舞台も霞む原始的な魅力がある。
毎回、どんな役とも、またどんな客席ともがっぷり四ツに組む攻めの姿勢は、いち観客として心から敬服しますね。
まだ完成度は低いけど、レヴューは将来的には強力な武器になりますよー。
せっかく階段があるなら、もっと活用しよう!
ヅカファンとしてのアドバイスは、レヴューやるならミラーボールを用意しよう!
あれ一個あるだけで、空気がガラッと変えられるから。なんなら芝居でも使えるし。
今回の殊勲賞は、馬場史子と島田雅之だね。
もはや恥の概念を完全に喪失している馬場と、舞台上のカロリー消費量が一番の島田。
毎回、付け合わせ的な立ち位置なんだけど、観客の集中力が逃げないようにしっかりアシストしていてお見事。
山田健太郎の「初心LOVE」も、沁みたなぁ〜。
オッサンが唄うと、なんだか若者への応援歌に聴こえるから不思議…
園田シンジは、中華人民共和国ならその場で射殺だね。