満足度★★★★
原作ロマン・ポランスキー,音楽「フットルース」のスタインマン!踊るヴァンパイア!
暑い夏には、ヴァンパイア。
原作は、1967年のロマン・ポランスキー監督映画
「ロマン・ポランスキーの吸血鬼」。
先日の「死霊のはらわたミュージカル」といい、
ゲゲゲの鬼太郎の主題歌といい、
ゾンビも妖怪もヴァンパイアも、時として、
恐怖の対象でありながらも、ルールに縛られない
自由の象徴として、歌ったり踊ったり…。
人は、ゾンビや妖怪の自由な生活にあこがれているようです。
第一幕はオーソドックスな古典ミュージカルの
雰囲気でしたが、第二幕の特に終わりにかけて
ヴァンパイアたちが踊り出すと、
ステージは一転して生き生きし出し、盛り上がります。
それにしてもどこかで聞いたメロディ、フレーズ。
「フットルース」か「フラッシュダンス」?
と思っていたら、まさか、ラストが
「Tonight! What I Mean To Be Young」とは!
「今夜は青春」とは!
知りませんでした。
後でパンフレットを見ると、音楽のジム・スタインマンは
「フットルース」の「ヒーロー」、
「ストリート・オブ・ファイア」の「今夜は青春」を
作った人。どおりで。
役者さんでは、
山口祐一郎さん歌声が好きですが意外と出番少なく、
知念里奈さんは安定した歌声でお風呂とスポンジが好きで
村の外の世界にあこがれるヒロインを好演。
この単純なキャラがかえって可愛らしい。
浦井健治さんはコミカルなヒーロー役、声が特長、
石川禅さんの教授は一番活躍しているのでは?
歌でも見せ場が多い得な役、
シルビア・グラブさんパンフレットを見るまで
気づきませんでした、ごめんなさい。
でももちろん歌とダンスの見せ場があります。