謳う女Pt.Ⅱ 公演情報 青山学院大学竹内ラボ「謳う女Pt.Ⅱ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★

     あちゃー! にゃんにゃんだ、これは!

    ネタバレBOX

     板に載せて演劇と銘打てるレベルにない。ダンスだけは普通に踊れたが無論ダンサーレベルではなく、ある時期から流行り出した劇中ダンスの類。
     竹内ラボがどんなものか全く知らない。この内容を観る限り知る必然性も感じないが、それは大学への或はその姿勢への内政干渉に成り得るにつけ研究者からの批判は控えられているのかも知れない。今作を実舞台で拝見して呆れ返ってしまったので楽が初日の翌日だったことを重々承知の上、レビュー発表を遅らせた次第だ。拝見してスタッフの対応の+評価は兎も角、4人の出演者(男女2人ずつ)のうち自分にとって意味のあるメッセージを個人レベルで舞台から送信できたのは女性のみであった(殊に2人の内1人)。但し演劇として発信できたとは思えない。ただふとした瞬間、舞台の上演作品とは無関係に、絶望の眼差しを観客席に相当長い時間向けたのである。この所作が所謂舞台表現として優れていた訳では無い。もっと深い所、実存のレベルで女性の持つ産む性としての存在レベルでの内省・自己省察の深さが圧倒的に異なることを、それだけを見せつけたのである。男は存在レベルでの圧倒的な♂♀の差を意識すべきである。こんなことは思春期に済ませておくべき問題なのだが、そして個人レベルでは済ませているのかも知れないが、シナリオにそれが現れておらす、そのことに対してキチンと抗議し善処すべく努力してこなかったのであれば、その本番へ連なる効果に対しての無力に対する総括を問いたい。所詮♂等殆ど無に等しい存在に過ぎないことは、卵子のサイズに比し個々の精子のサイズを比較してみれば明らかなことであろう。数が圧倒的に多いとはいえ受精に関与し得る精子は基本的に1つであるに過ぎない。本能というレベルに迄、存在論の話を広げるなら多くの社会で男性優位が構造として成立する必然性はこの点にあるような気さえするのである。別に母から総ての子供が生まれるということではなく。何れにせよ、今作の演劇としてのレベル評価は殆ど零に等しいが、上に挙げた問題提起を最初から狙っていたとすればその評価は批評性に於いて華5つ。どちらとも取れるものの、演劇批評サイトではなく演劇サイトなので評価は「演劇ランク」でした。

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    2022/03/31 11:32

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