実演鑑賞
満足度★★★★
題材は誰もが知っている『不思議の国のアリス』。所々にアリスを感じる・思わせる要素はあるものの、壱劇屋流のアレンジで全く新しい誰も観たことがない不思議な国(星)が表現されていました。
未開の星に棲むいきもの達は、形や動きで、気持ち悪さ・グロテスクな感じがありつつ、なんとなく愛おしく感じてしまったり色気を感じる瞬間もあったりして。アリスの大きさが変わる表現もとても面白かったです。
原作の不条理さや、夢を見ているような不思議で奇妙な世界という点で共通していて、観終わったあとも長い夢を見ていたような感覚でした。2回だけの公演なのが惜しいです。