実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/19 (土) 13:00
座席E列4番
タイトルの通り多様性極まる(笑)イマの恋愛(と少しの家族)事情を浮き彫りにする会話劇。客観的に見る分には納得できるが、いざその渦中に身を置いたら受け容れかねないだろうなぁ、と思いつつ観劇。
1つの場がすぐ次の場で「……ということがあってね」な内容とされるつなぎ方はエッシャーのメタモルフォーゼを想起させ、スムーズな語り口を実現させて巧みで、会話の端々に散見されるウイットもアマヤドリらしさか。
また、登場人物名が「一般的な名前」でなくニックネーム的なもので、その人物の主義主張やバックグラウンドに密接なのか?とも思ったが読み取れずちょっと悔しい。(笑)
「弓道」は実は「求道」ではないか?と思って観ていたし、不倫妻が「さわやか」とはどういうこと?とか、そんなことを考えさせるのも策略なのか?(笑)
なお、本作がお披露目となる新劇団員さんたちもステキで今後の彼ら(とアマヤドリ)にさらなる期待。
しかしこういう長いタイトルの場合は主催者側で早めに略称を決めて公表して欲しいな。(真顔)