実演鑑賞
満足度★★★
舞台は未来の地球、遥か彼方の星から永遠に逃避行の旅を続けている女性型アンドロイド(瀧澤利恵さん)とその教育係(トモリト・シユキ氏)。土砂降りの雨の中、行き倒れた二人に小さな町の住人(たまさんとあずきさん)が手を差し延べる。今では世界の果ての誰にも興味を持たれなくなった寂れた惑星、地球。妙な電波が受信され、住人の二人(太田篤実氏〈脚本も〉と黒柳寿弥氏)は解読を試みている。
旧ソ連圏のSFっぽい静かなムードの会話劇。選曲がなかなか凝っていて、急にメタルが轟いたりする。小道具のアンドロイドへの通信機が、分厚いiPadに各色の光がピコピコするレトロ風味でカッコイイ。