満足度★★★
目の前で繰り広げられる豪華キャストの面々の迫力の演技が圧巻! 話は・・・?
舞台左横ベンチシートで確か3、4列目だったので、
目の前で繰り広げられる豪華キャストの面々の
迫力の演技が、なにより圧巻です!!
役柄もみな、かなりアクの強い、濃いキャラクター
が揃っていて、かなりの満腹感は得られました。
特に、大竹しのぶさんの変幻自在ぶりは、
とっても魅力的です!!改めて感心しました。
古田新太さんの余裕、ふてぶてしさは相変わらずで、
今回は座長でないぶん、遊んでいて楽しそう。
そして、中村勘三郎さんは、登場時には誰かと思う
ほど意外な外見で、面白い。
白井晃さんは、やはり生真面目な役柄。
秋山菜津子さんはコミカルな面も楽しい。
笹野高史さんも多くの役をこなし、
その飄々としながらもさすがの存在感。
さて、ストーリーは歌舞伎の現代劇化。
突然人物が変わったりと不条理劇のようなことが、
部分部分で発生します。
難解な話だとは思ってましたが、
パンフレットには原作のあらすじが。
ざっと読んでみましたら、
元のほうが面白いではありませんか・・・。
もっとストレートに現代に置き換えるか、
そのまま普通の時代劇にしたほうが
よかったかもしれません。
でも、それでは普通すぎてクリエイターの
人にとっては創作意欲が沸かないのかも。
原作は、コクーン歌舞伎として7月に上演されますが、
普通の「歌舞伎」はちょっと苦手です。