パパ、I LOVE YOU! 公演情報 加藤健一事務所「パパ、I LOVE YOU!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    極上コメディの、笑いのグルーヴに包まれて、とっても幸せ
    加藤健一事務所のコメディは数回だけ観たことがある。いずれも「ハズレなし」であった。
    そして、tetorapackさんの「観てきた!」のタイトルだけを見て、いてもたってもいられず、本多劇場へ。

    まさに「最高」「極上」のコメディがそこにあった。
    星の数が5つでは足りないという気持ちもよくわかった。

    たぶん同じ脚本で別の劇団がやっても、これだけの満足度の高い舞台と笑いは生まれないのだろうと、強く思わせるだけの凄さが溢れていた。

    台詞がどうとか、間がどうとかという部分的な要素だけでは推し量ることのできない、脚本、演出、役者のすべてが見事に相乗効果となって、とてつもない一瞬を生み出してしまったのだ。
    そして、その場所に居合わせた幸せを感じたのだ。

    ネタバレBOX

    物語がリアルタイムで進む感じがとてもいい。時間がジリジリと迫ってくる様子が舞台上の時計の動きでわかり、主人公とともにイライラジリジリするというのがなんとも言えずいいのだ。

    非常に些細なことではあるが、途中に休憩が挟まれるのだが、リアルタイムさが命の舞台なので、そのまま突っ走ってもよかったような気がする(年齢の高い観客もいるので、しょうがないのかもしれないど)。

    切れ目の部分は、『レンド・ミー・ア・テナー』のときは公演の前後だったと思ったので、今回もてっきり講演の前後になるのかと思ってた。

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    2009/06/16 04:08

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  • とても丁寧なコメントありがとうございます。

    ホントに観てよかったと思いました。重ねてお礼申し上げます。

    いろいろ立て込んでいましたので、「今回はパスかな」と思っていたところ、tetorapackさんの、アノのタイトルでしたから、「これは行くしかないと」(笑)。

    時間のことは、最初から講演の始まる時間が示されていて、スピーチの覚えようとしているところに人が次々に現れるあたりから、すでにやきもきしてました(笑)。
    まったく主人公の加藤さんの気持ちそのままでした。ですから、「5分後に来るように」とか「後10分ぐらいで行きます」とか具体的な時間が台詞に出てくるたびに時計を確認してました。

    もちろん私も、これからもtetorapackさんの「観てきた!」は参考にさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

    2009/06/17 02:29

    アキラさん
    tetorapackです。

    >tetorapackさんの「観てきた!」のタイトルだけを見て、いてもたってもいられず、本多劇場へ。

     わざわざ私のことを書いて頂いて、恐縮です。でも、本当にうれしいです。アキラさんも書かれているように、「まさに『最高』『極上』のコメディがそこにあった。星の数が5つでは足りないという気持ちもよくわかった」って感じでしたよね。

    >たぶん同じ脚本で別の劇団がやっても、これだけの満足度の高い舞台と笑いは生まれないの だろうと、強く思わせるだけの凄さが溢れていた。

     全く同感でした。

    >台詞がどうとか、間がどうとかという部分的な要素だけでは推し量ることのできない、脚本、演  出、役者のすべてが見事に相乗効果となって、とてつもない一瞬を生み出してしまったのだ。
     そして、その場所に居合わせた幸せを感じたのだ。

     「その場所に居合わせた幸せを感じた」とのアキラさんの表現、本当にすばらしいですね。私も、今からすると、そう書きたかったです(笑)。まったくもって、最高にその通りの実感コメントです。

    >物語がリアルタイムで進む感じがとてもいい。時間がジリジリと迫ってくる様子が舞台上の時計 の動きでわかり、主人公とともにイライラジリジリするというのがなんとも言えずいいのだ。

     ネタバレBOX内のアキラさんのこのご指摘。凄い!脱帽です。
     私は観てきた直後の感動が冷めやらぬまま、やや興奮しながらコメントしてしまいましたので、コメントを書いている時は、この点は浮かびませんでしたが、その後、じわじわと、私も、この点の魅力が大きくものをいっていたのだと感じていました。

     加藤さん演じる主人公が記念講演の演壇に立たなければならない時刻まで「あと何分」というリアルタイムな中で実際に大騒動になっていき、それをリアルタイムで取り繕わなければならないという展開がこのコメディーの中心核になっていたからこそ、観る側も一緒になって「あー、どうしよう」とイライラジリジリしながら、この物語と一体化してしまうのですね。いや、まさに、ポイント・オブ・ビュー、的を射抜いたアキラさんの感想に感服いたしました。

    >非常に些細なことではあるが、途中に休憩が挟まれるのだが、リアルタイムさが命の舞台なので、そのまま突っ走ってもよかったような気がする(年齢の高い観客もいるので、しょうがないのかもしれないど)。

     私も、そう思ったのです。この密度と心地よさなら、一気に2時間突っ走った方が、よかったのではないか、そう思いました。ただ、アキラさんの言われるように、加藤健一事務所の公演のお客様は老若男女、非常に年齢層が幅広いので、きっとお客様のことを気遣ったのでしょう。それと、出っぱなしの加藤さんの息が切れないようなサブ効果もあったかも(笑)。いずれにしても、休憩をとって、いったん水が入っても、すぐさまテンションを落とさずに物語の世界に観る側を引っ張り込んでいく上手さも凄かったですよね。

     アキラさんのコメント、これからも大いに参考にさせて頂きつつ、楽しませてもらいます。
     ありがとうございました。

    2009/06/16 13:14

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