実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/02/16 (水) 19:00
初見のユニット。とにかくバカバカしくて(誉めています)楽しいが、ちょっと切なくもある。観るべし!98分。
VRゲームの世界に入った「高校生のアンドウ」が体験する、ゲームの世界での告白体験を描く。多くの同級生や先生方との体験の中で、次々と告白して成功するアンドウだが…、の物語。アンドウ以外はゲームのキャラという設定だが、アンドウのリアルは描かれないので、物語は全てゲームの中での出来事。したがって、無茶な設定も「ゲームだから」ということで許されていく。笑わせて、最後はちょっと切なく終わるあたりが本当に見事。小劇場っぽいチープさも活かして、本当にギリギリのバランスで上演されているのもスゴイ。メイン・ヒロインのシオリ(赤猫座ちこ」の扱いとか、心から笑った。
赤猫座ちこ以外に知ってる俳優がいなかったので、配役表が欲しいところである。
主宰・作・演出の萩田とAga-riskの富坂によるアフタートークでは、2回延期になり2年越しの作品ということで、萩田の「芝居できてよかった」感がいっぱい。ゲームの「ときめきメモリアル」と映画「トイ・ストーリー」をベースにしているらしいのだが、ゲームしない・映画観ない、の私では良く分からないことがある。しかしゲームらしい楽しさはしっかり伝わった。