楽屋 公演情報 シス・カンパニー「楽屋」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    人気女優4人が小劇場で競演!生瀬演出。蒼井優の新たな一面も見所!
    人気女優4人の競演!しかも小劇場なので、休日のチケットが取れず、平日ソワレで。
    しかし、平日の18時30分開演って仕事帰りには無理。主演時間の都合かと思いきや、1時間20分程度で「20時前」には終わるので、やはり19時開演にしてほしかった。

    それはともかく、まさか「ネタばれ」系のものとは思いませんでした。
    てっきり、シリアス一辺倒なのかと・・・。
    パンフレットで生瀬さんが言っていた通り、コミカルな部分を前面に押し出されていて、とっても笑える内容になっていました。
    それにしても、この4人の配役が決まった時点で、かなりの割合で成功が約束され、出来上がりも予測できたでしょう。
    この4人を演出するのは、普通ならかなりのプレッシャーだと思いますが、気負いは一切感じられず、非常に自然な雰囲気でした。

    一番良かったと思ったのは、蒼井優さん。
    時にかわいく、時に凄みあり、普段は見れない彼女の別の面が見れた気がしてとっても良かったです。
    そして、村岡希美さん。一番まともな女優の役。
    全てを犠牲にして女優をやってきた、という気概がありながらも翻弄されて、自問自答する。
    1人でじたばたと叫び発散する様が、勢いがあって気持ちいい。
    キョンキョンは、今回は至って控えめな印象。
    もっぱら受けの役目のようで、そういう意味では、力んでいない自然な感じもいい。
    渡辺えりさんはもう存在感だけで有無を言わせない感じ。
    役そのもの。

    ある意味、ここで語られる女優像は、少し前の時代のものに感じられますが、女優というのは、男優とは「意味あい」がまったく違うと言うことを改めて考えます。
    また、パンフレットの座談会で女優さんたちが言っていた「女を母性で語っていないのがいい」という話が印象的でした。まさにその通りです。

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    2009/06/12 12:06

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