ぼくのマリィ 公演情報 朝倉薫プロデュース公演「ぼくのマリィ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    会場のLe Tempsさんは宇野亜喜良氏の直筆壁画に囲まれ、それはもう詩と耽美の世界でした。穏やかな前口上と4名の朗読、絶妙な間合いの音響と凪いだ海の映像により、潮騒響くノワールな港町が現出する見事な朗読劇でした。
    永野希さんの一途で、蓮っ葉で、可愛くも恐ろしい演じ分けは見事でした。天上から響く鈴の音のようなお声で、永野さんは幾人もの女性の人生を演じ切り、その息遣いを間近で感じられるのは通常の舞台ではあり得ず、大興奮。
    衣装替えもあり、いずれも意を尽くされた組み合わせ。変じるタイミングも、朗読しつつゆらりと登場する演出も神々しく、芝居の効果を上げていました、あまりの美に、私は永野さんのとりなりが、スローモーションに、かつおぼろに光っているように見えました。素晴らしい朗読会でした、ありがとうございます!

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    2022/01/29 21:44

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