港町十三番地・立棺 公演情報 劇団芝居屋「港町十三番地・立棺」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ベタな人情劇
    物語の半分は説明文通り!(^^;)
    後半はどんな展開にするかによってこういった芝居は大きく変わると思う。

    歓楽街で生きた一人の女の物語。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    伝説の高級クラブ「若松」のママ(芳子)は出が芸者で母の代からの「おい松」の再建の為に頑張ってきたが「若松」を閉店せざるを得なくなった。市長選に立候補する昔なじみの客二人とは芸者時代の恋仲だった事から、どちらか一方の応援に付かざるをえない状況を嫌い、店をたたむ決心をし生前葬という形で、自分を葬る事だった。
    一方で芳子は母との約束だった「おい松再建」の誓いを守れなかったのも、いつまでも自身を責める原因だった。そんな心理の中、人生の残された時間は自分自身の為に使いたい、と考えるようになり、そして母の介護を充分に看られなかった償いの為にも、今、介護を必要としている人達の介護をしたいと考え、実行に移す。という筋。

    かつて、芸者だった芳子をめぐっての3人の男たちの友情やその後の男たち。下町情緒溢れる人情劇も存分に見せ付ける。物語自体は特に斬新な展開はなく予想通りの展開だがドラマで見るような王道的芝居と言える。
    しかし、この芝居が若い観劇者に受け入れられるか・・、というと、そうではない。
    今や小劇団は怒涛の勢いで疾走しているからだ。その疾走の仕方は一般観客である私たちが目を見張るものがある。若いエネルギーを注ぎながら一ひねりも二捻りも加速しながら疾走している。

    だからこそ、王道たる芝居に一ひねり加えて欲しかったのだ。



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    2009/05/29 16:24

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  • そうそう。古のドラマを観ているような感じ。
    それはそれで昔懐かしい人情劇なのだけれど、何処にでもあるような設定。
    だからか・・・観客の半分以上が高齢でした。
    まあ、劇団事態が老舗ですし・・。

    若い観客には受けなかったような芝居ですね。
    ワタクシ、それでもジーンとくる場面はきっちり盛り込んであって観客の泣き所を熟知した物語でした。

    最近、思うのだけれど若い演出家の舞台に対する情熱というか、感性というか、ひねりというか、目を見張るものがあります。要は物凄く勉強されててレベルがひじょうに高い。
    彼らが今後の演劇界を引っ張っていくのだと考えると、本当に頼もしいです。

    老舗の劇団と新進の劇団との融合なんて面白いと思うんだけどなぁ。


    2009/05/31 10:28

    そうですね・・。

    さびれゆく港町、夜の酒場を舞台にした人情劇と言うと確かにオーソドックス、逆に言えば、やはり物語としての新鮮さは少し薄いかも知れませんね・・。

    時折深夜映画とかで流される昔の映画なんかに、結構ありそうな雰囲気ですし・・。


    昨今、小劇団は革新的ですからね・・。

    毎週彼らの作品をご覧になってるみささまからすると、少し物足りなかったでしょか・・。

    2009/05/30 18:45

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