港町十三番地・立棺 公演情報 港町十三番地・立棺」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    ベタな人情劇
    物語の半分は説明文通り!(^^;)
    後半はどんな展開にするかによってこういった芝居は大きく変わると思う。

    歓楽街で生きた一人の女の物語。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    伝説の高級クラブ「若松」のママ(芳子)は出が芸者で母の代からの「おい松」の再建の為に頑張ってきたが「若松」を閉店せざるを得なくなった。市長選に立候補する昔なじみの客二人とは芸者時代の恋仲だった事から、どちらか一方の応援に付かざるをえない状況を嫌い、店をたたむ決心をし生前葬という形で、自分を葬る事だった。
    一方で芳子は母との約束だった「おい松再建」の誓いを守れなかったのも、いつまでも自身を責める原因だった。そんな心理の中、人生の残された時間は自分自身の為に使いたい、と考えるようになり、そして母の介護を充分に看られなかった償いの為にも、今、介護を必要としている人達の介護をしたいと考え、実行に移す。という筋。

    かつて、芸者だった芳子をめぐっての3人の男たちの友情やその後の男たち。下町情緒溢れる人情劇も存分に見せ付ける。物語自体は特に斬新な展開はなく予想通りの展開だがドラマで見るような王道的芝居と言える。
    しかし、この芝居が若い観劇者に受け入れられるか・・、というと、そうではない。
    今や小劇団は怒涛の勢いで疾走しているからだ。その疾走の仕方は一般観客である私たちが目を見張るものがある。若いエネルギーを注ぎながら一ひねりも二捻りも加速しながら疾走している。

    だからこそ、王道たる芝居に一ひねり加えて欲しかったのだ。



  • 満足度★★★★

    説得力のある芝居
    役者のたたずまいが芝居に溶け込んでいて、安心して芝居の世界に入っていくことが出来ました。
    物語が進むにつれて、幾松の生涯が本当にあった出来事のように感じられました。
    特に、幾松役の方の熱演には脱帽です。
    ただ、フライヤーやサイトのストーリー説明が、やや親切すぎのような気がします。
    観る前に、ここまでストーリーを知ってしまったことが残念でした。
    もう少し、観客の想像力に委ねてくれた方が、有難かったです。

  • 満足度★★★★

    直球が決まっています!
    観劇させて頂きました。この作品はあらすじからほぼ想像できる通りで、何も突拍子もない筋書きであるとか、特に目を引く斬新的な試みが用いられているわけではなく、ほぼ直球一本やりの作品でした!このような作品である場合は、観る者が話の内容に共感できるものがあるか、そしてそれ以上に役者さんたちの演技力がどれ程のものであるかが作品の出来を決めそうな気がしますが、今回自分が観劇させていただいた限りでは役者さんたちの演技力が光っていました!年配の役者さんたちの落ち着いた演技力とそれに相乗するかのごとく若い役者さんたちの演技が磨き上げられていたような気がしました。やはり、年配の役者さんがいる劇団は若い役者さんたちまで落ち着きを持った演技力を養われているような気がしてなりません!ただ、本作品はあらすじからも分かるように話の部分部分で先の展開が見え隠れしてしまうところがあり、その点で不満を感じられる方は物語が少し長く感じられるような気もしますし、逆に期待通りに話が進んでいくことが楽しく感じられる方には、役者さんたちの落ち着き払った演技力が心地良く感じてしまうでしょう!その辺が直球勝負の作品の難しいところのようにも思えます。今回の作品の星の評価は、自分の場合はやはり役者さんたちの演技力を一番に評価したいものがありますので、その点から最初に評価させていただきました!今回の作品は直球一本の作品でしたが、新しい試みを用いる作品や斬新的な発想を基にした作品が多い中、このような作品を久しぶりに観劇させていただくと、当たり前かもしれませんが役者さんの演技力こそ作品の最大の魅力にも感じてしまいます!年配者には居心地の良い作品でした!

  • 満足度★★★

    観て来た!
    久々に大人の芝居を観たなぁという感じ。雰囲気はとても良かった。でもちょっと大人すぎて人生経験の浅い自分には今ひとつ感情移入出来なかったけど‥。

    ネタバレBOX

    それでもラスト(主人公が過去の思い出に浸るシーン)はグッときた。

このページのQRコードです。

拡大