実演鑑賞
満足度★★★
かなりファンタジー色の強い世界と時間軸の異なるふたつのリアルの世界が上手い感じに流れていくそんな世界観の作品
全く違う世界観と近いんだけど異なる世界観がほんとにいい感じに近づいたり離れたり
リアルのふたつの世界は最初軽い違和感から紡がれる感覚
しかしこのズレが後半にかけていい感じにこの作品の世界観の中心を構成していく感じ
そしてもうひとつのファンタジーな世界を引き立てていく
そしてこの世界感もラストに向かって現実とシンクロしていく感覚はほんと見事なストーリー展開
まずは驚いたのは暗転明けやったかもしれない
この座組はなかなかの人数なんですが、明かりがついた時の光景は少し鳥肌が立つほどの見事さ
この座組ほんと凄いなっていきなり思わされる瞬間が訪れるので注目
これは遅れたら少しの時間は入場できないって言うよなって納得の演出から始まるんです
楽しさも多いんですが、キッチリグッとくるところもある素敵なストーリー展開
ラストもいいのは、やはり流石の片岡百萬両 さん作品って印象
ラストおばあちゃんに挨拶したのが大星志歩 さんかな?
いい表情されてた
飯伏裕理 さん葬儀会館まで気がついてなくて、めっちゃ上手くなってるかも
他にもいい空気感作られてた人が多かったんですが結構早着替えが多く雰囲気違う3役されてた橋本真衣乃 さん良かった
そして水紀憧子 さんがやはり輝いてた印象
強い意志、向上心からの挫折、しかしその先にって感じ良かった
上西秋穂 さんの歩くときのリズムが頭に残ったまま終演やったかも