実演鑑賞
満足度★★★★
有り得ない“妙”が日常然として紛れ込んでSF的にも受け取れるが、自分には演劇的不条理として解釈した方がしっくりきたマチルダアパルトマンワールド。
彼氏目線の前半。
彼氏目線のはるかちゃんが色んな意味で物凄い(笑)
はるかちゃんだけでなく彼の周り女性全員がそれぞれに突き抜けているので、そうしたシーンの数々も大いに華を添えていたし仔猫ちゃんもいた。
暴走族娘とのエピソードがキラリと光って残る。
後半、彼と別離して15年後のはるかさん。
寂し気な笑顔が味わい深い。
そして「動」な凄さ、から「静」な凄さに変貌していたとでも言えば良いのか。
いわゆる普通のラブストーリーでは感じ得ない、この哀しみの正体は一体・・・
彼がごく普通に健全な男性である事が明確になるほどに、はるかさんの哀しみが色濃く見えてしまうこの感じは一体・・・