¡LOS CASCABELITOS con 芋洗坂係長! 公演情報 大野環フラメンコアカデミア 「EL ANILLO」「¡LOS CASCABELITOS con 芋洗坂係長!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     会場は伊勢丹会館6Fにあるガルロチ。(華4つ☆)

    ネタバレBOX

    以前はスペイン人がフラメンコを踊っていたそうだが、Covid-19の影響で一旦閉店していたそうだ。今回は別のプロダクションが関わっての開催。フラメンコダンサーは全員で4名、総て日本人ダンサーである。楽器は生演奏が入って中々ご機嫌な演奏・歌唱であったが、皆さん日本人かアジア系だ。この面々にお笑い芸人が1名という構成。
     オープニングは全員参加のコントと軽い振り付けのダンサーたちのパフォーマンス、ここでのお笑いは余り自分には面白く感じられなかった。自分がTVを全く見なくなって7~8年になるが、その原因の一つとなった低俗と感じられるネタだったせいだ。尤も会場での笑い声は可成りあったが。次に音楽部門の演奏と歌唱。ギターは無論のこと、パーカッションや歌唱の実力は中々のもので楽しめた。次にコメディアン中心のメニュ。オープニングからの衣装替えがかなり目まぐるしく、座頭市スタイルで出て来て、仕込みから居合を真似る彼の脇をダンサーたちが身を翻して行く様は迫力もあり、刀を収める技量も中々良い動きをみせていた。その後、4名のダンサーがソロで各自の演目を踊ったがこちらも可成りレベルの高いダンスで楽しめた。衣装も各々が工夫を凝らし華やかだ。またかなり厚手の大きな布を蝶の羽のように用いて踊るダンサーも居てこの趣向は気に入った。ダンサーたちのソロが総て終わって全員でエンディングに入った後、アンコールに応えるかのように演出されたコメディアンメインの歌唱が入り、トリを飾ったが彼はフラメンコのステップを真似るような動きも見せて感心させた。というのもこのコメディアン、メタボが一番のウリなのでその体型で終始良く動いていることに感心させられたからである。座頭市をやった辺りから笑いのセンスも質の高いものに変えてきたので、ダンサーたちの華やかさとコメディアンの振りまく笑いと芸で楽しい催しになった。
     惜しむらくは、入場時の受付の対応が要を得ず先に待っている客をすっ飛ばして後から来た客に対応したりしたことである。

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    2021/12/21 11:33

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