実演鑑賞
満足度★★★★
もっと「声」を食わせろ。
男に憑りついたその「存在」が食べたがっている「声」はどうやら何でもいいわけではないらしく・・・
そんなふうに匂わせながら物語は流れ流れて全く予想外な場所へと。
何故にこの場所に!?一瞬迷子になった気がしましたが、やがてその理由は紐解かれていくので、戸惑わずにその流れに身を委ねて鑑賞するのが正しかった模様。
ストーリーだけをなぞらえると何とも切なく、孤独に満ちた内容になりそうなところ、個性ぶつかり合う笑いを織り交ぜての軽快な演出、主人公の関西弁(ボケとツッコミで言えばツッコミ!)も加わってライトな空気感。
閉鎖的な苦しみを独自な世界観で調理した珍味な美味しさが後味に広がりました。