満足度★★★★
産道を遡るような雨降りの夜、水の気配と柔らかな芯のある声。弦と鍵盤の響きと闇。理由の説明が出来ないままに、涙が幾度か流れました。優しく喉をしめられて、生まれる前の世界へ連れて行かれたような。身を委ねてしまえば楽になれるような、綺麗過ぎて心地良過ぎて抗ってしまうような、安堵と不安を同時に感じました。いつも、次はどんな世界を見せてくれるのだろうという心が残ります。2日連続の観賞後、楽曲のクライマックスのところが幾度も、頭の中で繰り返し響いていました。
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2009/05/23 19:11
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