イモンドの勝負 公演情報 キューブ「イモンドの勝負」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    第一幕100分休憩15分第二幕85分。
    プロジェクションマッピングや視覚効果の合成が最先端。リアルタイムの舞台でここまで出来ることに驚いた。オープニングは凄まじい。最早TV番組だ。
    主演の大倉孝二氏のキャラがアンジャッシュの児嶋一哉っぽい。常に弄られて怒鳴りツッコミ。三宅弘城氏は終始絶好調、間違いなく面白い。廣川三憲(みつのり)氏の味が要所要所で利いてくる。

    近々オリンピックが行なわれる東京、UFOの襲撃で選手団は拐われる。謎の孤児院の地下では何かの実験が行われており、そこに入れられている主人公は日本の代表に選出されようとするのだが···。

    小学校低学年の子供二人が多分母親に連れられて観に来ていたのだが、開幕から終幕までケラケラ甲高い声で笑って観劇。きちんと内容を理解している笑いで、「ガキの頃から随分ハイセンスな教育を受けているな」と作品よりそっちに感心した。

    ネタバレBOX

    結構居眠り率高し。自分も眠気との戦いとなった。
    KERAは笑いではなく、不条理文学の人なんだろう。コントのネタ自体は古い。「マカロニほうれん荘」とか70年代のあの頃のギャグ漫画を思わせる、懐かしさすら覚える設定。赤塚不二夫ならすでにどっかに描いてそう。多分根本的に暴力が足りないのだ。大倉孝二氏メインのコントはつまらなく、淡々と観てしまう。

    舞台の笑いは飲み会の同調圧力のようなもので、場の雰囲気を保つ為にする愛想笑いが多くなる。そのうち何が面白いのかさっぱり判らなくなり、暗い気持ちの帰り道は皆死にたくなるものだ。
    昔、たけしの「みんな〜やってるか!」をテアトル新宿のレイトショーで、しかも立見で観た時のことを思い出した。

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    2021/11/28 19:31

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