『動ける/動けない 言える/言えない』を考えるWS 試演会 公演情報 升味企画「『動ける/動けない 言える/言えない』を考えるWS 試演会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ■約65分■
    ワークショップのテーマである「『動ける/動けない 言える/言えない』を考える」と、上演された3作品がどう繋がるのか、解説が欲しかった。
    それはそれとして、単純に作品として興味を惹かれたのは、中島梓織脚本・升味加耀演出の一編目『けんかできない』。“喧嘩すること”“泣くこと”を演劇を使って哲学していて、胸に留まる、箴言めいた名ゼリフが多々あった。
    二編目『温気』は、ありがちな幽霊譚。もっと尺を取って当然の内容を無理やり25分ほどに収めてあるため、状況説明の省略が多すぎてとても分かりづらかった。

    ネタバレBOX

    ネタバレ度が高いので、結婚準備を進めるカップルの話とボール遊びで暇を潰す若者たちの話が並走したのち緩やかに交じり合う三編目『モメメント』についてはこの欄にて。単なるパスの回し合いでは飽きたらなくなり、「孤独とは?」などと誰かが球を投げながら出したお題に対し、各人が球を受け止め、放りながらそれぞれの見解を述べていくボール遊び問答は、ハッとさせられるような見解が相次いで、思いがけず掴まれた。

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    2021/10/25 07:55

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