実演鑑賞
満足度★★★★
政権とメディア、政治家と新聞記者の関係は、古くて新しい永遠の課題だろう。そこにまた新たな光を当てる骨太の舞台ができた。今回は、正義派だった記者が政治家に屈する過程と葛藤が見どころ。新聞記者の家庭も描いて、生活者としての本音と仕事上の正義の葛藤を描いたところが新しい。
色々ツッコミどころはあるが、大きなテーマを力技で舞台の形にして、見応えがあった。
花見の会、人事で支配、感染症、五輪等々、安倍菅政権の去年今年がいろいろ取り入れられて、笑いを誘っていた。現政権への風刺劇でもあるところがよい。そういう点には自然に客席は笑いが起きて、いい雰囲気だった。